入院生活。そこで思う事。

始まった入院生活は、24時間携帯用心電図伝送装置を装着し、常に監視される状態。他の階や売店等には行けません。心電図伝送の圏外になってしまうためです。
しかし思ったより心電図をつけていても邪魔にならず(ポケットに入るくらいの大きさ)、同じ階の自動販売機や新聞等が置いてあるデイルームに行くのは自由。特に食事制限もなし。
そしてその頃は世の中に新型コロナが発生する前なので当然面会も自由。
病室でもパソコンやスマフォも音が漏れないようにすれば自由という環境で、非常に快適でした。
何より私は発作が起こった時も、自覚症状としては立ちくらみの様な症状だけで苦しさはなかったので、色んな意味で運が良かったと思います。

そして何より、朝目が覚めて仕事の不安を感じず、穏やかに過ごせる日々がとても幸せに感じました。
あらためて自分にとって仕事の負担が相当なものだったのだと自覚し、
「この仕事を続ける事が辛いという本心」に気づいたのでした

それが退職を考え出したきっかけでした。

毎日見舞いに来てくれた妻も、この発病により私を転職させた方が良いのではと感じ始めていたようです。
「きついならいつでも辞めていいんだよ」
そんな言葉を度々くれました。

しかし、現実はローンを抱える40代、子供の学費もこれからが一番多くなる時です。生活が立ち行かなくなる事の不安が当然付きまといます。
そして周りに何を言われるのだろうと思うと、また退職が夢物語のように思えて切なくなる。
そんな不安が浮かぶも、また幸せな病院生活にひたる。
心の中は浮き沈みが多かった。

そんな自分を見つめつつ、
入院から約2週間後に
「カテーテルアブレーション手術」
を受ける事になります。

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人生

Posted by tamariana