医者の診断
2019年8月、どうも1ヶ月くらい前から立ちくらみのような症状が多くなってきたと感じていました。
そして、職場で座って仕事をしている時もそのような症状が起こる様になったため、これはさすがに変だと思い、仕事中上司に報告して病院に行く事に。
心電図を計ると、心拍数がなんと「約200回/分」となる発作が起こっている事が分かりました。
成人の正常な心拍数は60~100回/分くらいです。
医師の診断は、
「特発性心室頻拍(VT)」
度々感じていた立ちくらみの様な症状は、発作が起こっていたために脳の血流が下がっていたのが原因でした。
私の場合はその発作が数秒で止まってくれていたので、失神したりする事はなかったのですが、最悪の場合は意識を失い、電気ショックをしないと死んでしまう可能性もあるヤバいやつでした。
診断を受けてから仕事中の妻に連絡し、駆けつけてくれたときの妻の何とも言えない不安そうな顔は今も忘れられません。
そして妻から職場に連絡してもらったのですが、後から上司にその時の話を聞くと、
「泣きながら電話してきたので、ただ事ではないと思ったよ」との事でした。
私の前で涙は見せなかったのですが、不安にさせないようにしてくれたのでしょう。
そうして3週間弱の入院と、カテーテルアブレーション手術(カテーテルで、心臓の悪い電気信号を出している部分を焼いて、発作が出ないようにする手術)を行い、それでも治らないようであれば「植込み式除細動器(ICD)」を入れなければならないと説明されました。
そんな告知をされたら普通であれば相当な不安と恐怖を感じるのでしょうが、
私の心の中は、
「ああ…これで仕事が休める」
という安堵感だったのです。